ソーシャルヘルスケア経営塾は、お陰様で今回で第7期を迎えます。第1期は次世代薬局経営塾という名称でスタートした当塾ですが、薬局の枠を越えた発想、コラボレーションなくして次なる時代は作れないという思いから、第2期は次世代ヘルスケアリテール経営塾、そして、第3期からソーシャルヘルスケア経営塾と改組し活動を拡大して参りました。
社会問題の解決というソーシャリティとヘルスケアを掛け合わせ、持続的なコミュニティ、社会作りを通じて、持続的なビジネスモデルを提言していくことにチャレンジしていきます。
当塾は、単なる「異業種交流」型とは異なり、普段は競争関係、もしくは取引関係となっている企業のリーダーが、一つの社会課題解決に向けて協働を意識していくという場です。これから始まる大きな転換点において、競争・取引から、共創・取組みへと大きく企業間の関係性を進化させていくきっかけにこの場ななればと思っております。
例えば、自動車業界においても、自動運転による安全なモビリティ空間の実現には、官民はもとより、競合同士の融合や、今までは関係性の薄かったIT、センサーなど様々なプレイヤーとの共創が欠かせません。これと同じように、ヘルスケア、医療の大きな社会課題を解決するような生態系を1社で作り上げることは不可能です。競合同士が協力し、新たなプレイヤーの参入を促し、新たな事業生態系を創造していく必要があります。この塾がそのきっかけとなれば幸いです。
企業や事業は元々、社会、顧客の課題解決をした対価として報酬をいただきその利益を次なる社会、顧客の課題解決に投資してくものでした。しかし多くの企業で次世代を担う中堅層が目の前の目標に追われ、本来の目的を見失いつつあります。参加者の皆さんが、当塾を通じ、その目的を取り戻すことができれば幸いです。
新たなビジネスモデルのイノベーションを起こす次世代の経営者、リーダーの育成を通じ、持続的に成長可能な社会の実現を目指していきます。